natmeの英語ブログ

英語で気になったことを掘り下げています

have goneとhave been

 

今回も、僕が見ている教材の中で、「ブレイクスルー 改訂二版 新装版 英文法36章 ワークブック」(K. Yoshinami 他、美誠社)というものについて(すみません、まだ出版年未確認です。)、ここから引き続き完了形の話を確認したいなと思います。

 

著作権のことなども考えて、本文そのままは掲載しません。また、個人的な見解を含む場合があります。ご承知おきください。

 

あ、ちなみに、時間の都合と、微妙な内容と言うこともあり、今回は短めです。

 

 

p.16  3-(1)(2)(3)

ここは完了表現のhave gone, have been, および経験用法のhave beenについて、訳し分けを意識しながら和訳をしましょう、という問題です。

 

 

 

現在完了を扱う時、多くの人が一度は学校で聞いているかも、というのがこの部分かもしれません。特に、完了形におけるgoとbeの違いです。

 

ちなみに、僕が言われてきたのは「have goneは帰ってきていないことを示す」とうことでした。皆さんはどんな内容を聞いたことあるでしょうか。

 

実はここ、辞書を確認してみると、非常に微妙なところが書いてあります。

 

go for a walkはよく使う表現なので、皆さんぜひ覚えていて欲しいのですが、for a walkなどの表現パターンが続く場合、beenと入れ替えても良い、ということが実は書いてあるんです。ただ、have goneをhave beenとしても良い、と書いてあるだけで、have been をhave goneと入れ替えても良いというわけではないのかもしれません。

(※この点はたぶんあえて曖昧にしているのではないかと思います。)

 

なので、この問題の正解を考えるのが非常に難しいところはあります。

 

とはいえ、やはり「どう答えるのが自然か」が高校英語では問われますので、ここで把握していただきたいところとしては、have been to~とした場合に、行って戻ってきていることを示すことができる、という覚え方をしておくと良いのではないでしょうか。

 

またhave just gone to ~とすると、だいたい「ちょうど行っちゃったところ」みたいな訳がぴったりな感じがします。

 

have just been to ~は「ちょうど赴いた(おもむいた)ところ」というイメージが個人的にはあります。

 

ちょっと英語からはずれるのですが、goにあたる中国語がじつは「去」という動詞です。我々からすると「去る」といえば「離れる」とういことを意味しますが、goがまさにそのイメージなのかなと思います。

 

とはいえ、goも中国語の「去」も、純粋な移動を示すことも多いので、その点はご注意ください。

 

基本的にはgoが目的地に向かう移動を示し、beは向かった状態を示す。向かった状態の完了を表現することで「行ってきた」つまり帰ってきたことを示せる、ということかなぁ、と今のところは推察しております。

 

まだ、僕自身の中で結論が出せていないところなので、今後も機会があれば考えてみたいと思います。学校文法としては以下のようにまとめて良いと思います。

 

まとめ

・have gone to ~は目的地に移動を始めたもしくは移動した状態であることを示します。その時点では戻ってきていないことを示すというのが基本です。

・have been to ~は目的地に向かった状態の完了や経験を示します。「行ってきた」「行ったことがある」という表現であればこちらを使いましょう。

・have goneとhave beenでto以外の単語が続く表現でも基本的には同様の考えでOK。

 

このようなまとめであるかなと思います。

 

今回は短めですが、この辺で。いかがでしたでしょうか。

 

have beenのみで見ると継続用法の表現などもありますが、いずれにしても、今後も要研究な内容かなと思います。機会があればまた書いてみようかなと思っています。

 

何かあればコメント頂けると嬉しいです。(確認に時間を頂くことがありますが、ご承知おきください。)

 

ではまた(=゚ω゚)ノ

 

 

 

 

※this time I talked about: Breakthrough Upgraded English Grammar in 36 lessons Workbook by K. Yoshinami and others, BISEISHA (Sorry, I could not find the year of their publishing this book)