タイトルで推測いただいた方もいらっしゃるかとは思いますが、
本日の更新はお休みを致します。
以前と同様の理由ではありますが、ここのところの各所の仕事と、別件の用事、それぞれがタイミング的にあれこれと重なったため、本日も、いろいろと整える日にさせていただきたいと思います。
加えて、昨日の記事に追記したい内容をちょっと書こうかなということもありまして、いったんこちらの記事にしております。
ちょっとだけ、これまでの内容と、今後また書こうと思っている内容を小出しにしようかと思っているのですが、
前回の記事、こちらもやはり細かな内容だったかなと思います。あれやこれや書いては見ましたが、、、受動態にするとき、助動詞をどこに置いたらよいか、副詞をどこに置いたら良いか、このあたりは、学習レベルを問わずよく質問に上がるように思います。
そして、第4文型についてですが、基本的に、能動態で目的語であるならば、受動態の主語として作文は可能です。ただ、それが自然かどうかは、場合に依ります。ですので、最初は暗記してしまってよいのではないかなと思います。
その前提で、改めて、第4文型について、(O1)(O2)として、話をしましたが、
能動態:(S)He (v)sent (O1)her (O2)a letter.のような場合を考えますと、
(i) A letter was sent to her.
(ii) A letter was sent her.
のどちらも文法的には可能、という内容を書きました。
ですが、基本的には、to+herの形式をとる(i)で覚えてもらうのが無難です。その理由も記事内で推測して書いてみました。
一方で、to無しはなぜ可能なのか?という所が気になる方もいらっしゃるかもしれません。
そもそも、第4文型をとる動詞が目的語を2つ取れるというのも不思議に思いませんか?
この点、英語のみ学習していると、ただただ、不思議な気がするところです。
ですが、フランス語を学んだことがある方は、ピンと来ているかもしれません。
そもそも、(i)のsent to herの"her"、(ii)のsent herの"her"、意味、というよりは使い方が異なるんです。
ここで、直接目的語と間接目的語の違いが出てきますが(この2つの概念は掘り下げが難しいのでいったんこのまま用語のみ使いますね、機会があればまた書きます)、現代英語において、どちらも今は同形です。
でも、フランス語だと、この2種類、使う単語分けますよね。
本来であれば、単語の形が変わるはずなんです。ですが、間接目的語(sent herの場合の"her")と、それ以外の目的語が分かれていないんですよね。現代英語では、以前「格変化」と呼ばれるもので表していたものが少なくなりましたので、
間接目的語の使い方は一部の動詞において残ってはいるものの、多くは"to her"や"for her"など、前置詞を補うことで解決をしているようです。
詳細は語源に詳しい学者の方々がかなり丁寧に歴史を紐解いていらっしゃいますので、研究各種をご確認いただければと思いますが、ここでも、(僕自身に余裕があればですが、)必要に応じてまとめる機会があればなと思っています。
ただ、こうした代名詞の変化上の名残として、間接目的語の使い方をすると、上記(ii)のような例文も作れる、ということの様なんです。第4文型も2つの目的語が続けられはしますが、2つの目的語の扱い方は同じではない、ということのように考えられます。
それでも、覚える必要はないかもしれませんので、「へぇ、、」くらいで(笑)済ませてもらっても大丈夫です。
個人的な感覚で書いてしまっているところもありますので、ご承知おきください。
そして、次回分の記事、、、、予定はp.26 3-(4)から始めて、いくつか同時に解説出来たらな、と思っています(が、できなかったらすみません)。受動態の作り方を把握しているか、という所で、こちらも最初は慣れている方とそうでない方で正答率がかなり分かれそうな問題です。元の能動態の英文が示されていますので、なぜその解答になるのか、という所で確認したいと思っています。
明日は基本的に更新できるようにしたいと思います。スケジュール的には、、、ちょっと微妙ですが、、、出来る限り更新、、、したいです(笑)。
次回も、ご興味ある方はご一読いただけますと幸いです。英語に関する質問も随時募集してますので、もしあれば、コメントにいただけますと幸いです。
また明日以降、可能な限り更新していければと思います。
引き続き、細かい内容がありそうですので、更新が飛び飛びになるかもしれませんが、出来る限りかいてみようと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
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よく使う用語
・節---主語+動詞の組み合わせを含むまとまり
・句---複数の語で作るまとまりで、主に一つの品詞のように扱うパターンに用います
・非文(" * "で示します)---文法や語用論などからみて誤りと判断される未完成な表現
・不定詞---動詞の原形