これまでに引き続き、「ブレイクスルー 改訂二版 新装版 英文法36章 ワークブック」（K. Yoshinami 他、美誠社、2015年）というものがあるのですが、その中から気になったものを書き出してみようと思います。
※著作権のことなども考えて、本文そのままは掲載しません。また、個人的な見解を含む場合があります。ご承知おきください。
また、今回もあえては載せていないのですが、これまでの記事にもあれこれと書いていますので、気になる方は以前の記事をご参考にしてみてもらえると色んな記事を読めるかなと思います。（読むか読まないかはお任せします。ご自身の都合や調子などを優先してくださいね。）
では問題を見ていきましょう。最初に解くために必要な内容を簡単にまとめてみます。
いずれも問題箇所の前後だけでなく、英文全体で意味や状況を捉えて、一番自然なものはどれか、を考える前提です。
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・問題箇所のみでなく、前後の英文の意味が把握できており、選択肢の各表現が入った際の意味として何が考えられるか、そこを把握できていれば解答はできると思います。
では掘り下げてみましょう。
1.単語など知識面
＞＞take off, shoes, here
今回の中ですとこれらの発音、綴り、意味を把握できているか、改めて確認しておくと良いかもしれません。読み方は確認しておけると、意味を押さえる際にも役に立つのではないかなと思います。今回は選択問題ですが、日英作文で書き出せるか、模範解答の日本語と比べながら練習しておけると良いかもしれません。ちなみに、take offの反対表現としてput onも覚えておけると、会話や作文、リスニングなどでもスムーズかもしれません。
まとめに各表現の、今回の問題における意味の一例をあげてみますね。
まとめ1
・take off「～を脱ぐ」, shoesはshoe「靴」の複数形, here「ここで」、といった意味で覚えられると作文や読解でスムーズに取り組めるかもしれません。
2.答えの考え方
各表現の基本的な意味合いを改めて確認しておきましょう。
・can「～することがありうる」「～することが出来る」
・may「～するかもしれない」「～することが許されている」
・May I ～? ≒ Can I ～?「～しても良いですか。」
・must ≒ have to「～しなくてはならない」「～するに違いない」
・do not have to「～する必要が無い」
ざっとこのような感じの意味合いが基本的に出てくると良いかもしれません。
では問題を見てみましょう。
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問題箇所の1文のみであればどの選択肢を入れても非文ではありませんし、意味は通ります。ではどこで自然かどうかを判断するかというと、後ろの応答文です。
"don't have to"という答えがありますよね。ということは"Do I have to ～?"「～しなくてはなりませんか。」と同じ内容で質問がされたと考えるのが自然ではないでしょうか。
では問題箇所を見てみます。Can I ～? / May I ～? / Must I ～?、のいずれの英文を作るか、という問題であるとまずは確認できましたでしょうか。
上記の通り、mayとcanを用いる場合は「～しても良いですか。」という慣用的に良く用いる表現です。この場合、「～しようかと思っているのですが、しても問題ないでしょうか。」という相手への伺い、もしくは確認をしている表現です。
対して、mustを用いる場合は「～しなくてはなりませんか。」という義務があるかどうかの確認をする表現です。ちょうどDo I have to ～?と同じような表現として用いることが出来ます。
なお、Must I ～?に対する答えとして、通常は
Yes, you must. 「はい、しなくてはなりません。」
No, you do not have to. 「いいえ、する必要はありません。」
という答え方をします。
No, you must not.ですと「いいえ、あなたはしてはなりません。」という禁止表現であり、元の質問とは違う趣旨の回答です。日英作文の際には気を付けておけると良いかもしれません。
まとめ2
・Can I ～?, May I ～?、の2つの表現は「～しても良いですか。」という許可を求める表現です。
・Must I ～?は「～しなくてはなりませんか。」という義務の有無を尋ねる表現で、Yes, you must. / No, you do not have to.という答え方なので、合わせて覚えておけると良いかもしれません。
今回はこの辺で。いかがでしたか。
分かりづらいところもあるかもしれません。何か不明点などあればコメントいただけると嬉しいです。
ではまた(=ﾟωﾟ)ﾉ
※this time I talked about: Breakthrough Upgraded English Grammar in 36 lessons Workbook by K. Yoshinami and others, BISEISHA, 2015.
