タイトルで推測いただいた方もいらっしゃるかとは思いますが、
本日の更新はお休みを致します。
以前と同様の理由ではありますが、ここのところの各所の仕事と、別件の用事、それぞれがタイミング的にあれこれと重なったため、本日も、いろいろと整える日にさせていただきたいと思います。
、、、体調もあるのですが、仕事関係での処理がまだ残ってまして、
講師業の中でもあれこれ話題は上がるのですが、
そういえば、時や条件を示す接続詞から続く節で未来表現のwillを用いないってありますよね。
willが法動詞なので、主語に対する話者の主観としてどうなのかを示します。
I will go to the library. 「私は図書館に行くつもりです。」
They will go to the library.「彼らは図書館に行くと思います。」
実はこれが推測の内容を話していて、時間の未来表現である一方で、
この内容で言うと、行く可能性が70%くらい、とか、90%くらいである、というような確率でどのくらいそうだと主観的に判断しているかの話を含んでいます。
話者が助動詞を使うということは、その確率がどのくらいであると判断しているのを話題の中心としています。
こういった助動詞をwhenなどの時や条件を示す節の中で使えないのはどういうことか、といいますと、
*I will be very busy when they will go to the library.
「彼らは図書館に行くでしょうそのときに私はとても忙しいでしょう。」
不自然でも一見日本語的には行けそうな感じですよね。
なんですが、whenについて、みなさん、「もし~であれば」あるいは「もし~について話すのであれば」というイメージがあるのは想像つきますでしょうか。
今回の内容で行くと、「彼らが図書館に行くときの話をするのであれば」という意味合いなんです。そうすると、「彼らが図書館に行く」ことに対して「どのくらいの割合で行くか」という判断をしていないのは推測できましたでしょうか。
こう考えてみると、実は「彼らが図書館に行くかどうか」について主観的な判断をしていないのです。「彼らが図書館に行く前提」にしていて、「その時には」という話をしているのが"when"なのかなと考えています。
ですので、未来の推量を示すwillやwouldを用いると不自然とされる、と考えることも可能かなと思われます。
そもそも、このような場合、直説法でもないはずでは、、、、と考えた方もいらっしゃるかもしれません。実は、その通りです。
本来、事実を示す直説法に対して、あり得ないことを話す場合に仮定法(条件法)を用いますが、
whenのようにあり得ることではあるけれどもまだ事実ではないものについて話すような場合に用いるものが本来はあるんです。英語では現在使われていないですが、フランス語などを学んでみると、英語の仮定法に該当する「条件法」に対して、中間にあるような法として「接続法」があります。
英語の場合では活用の変化が少ないのでわかりづらいですが、動詞の形を変えることで直説法か仮定法かが、本来は分かるようにしています。その変化が、今回のwhenのような場合はさらにもう一つ別にあった、と考えられます。
活用の少ない現代英語の場合、フランス語で言うところの「接続法」に該当するものは存在しておらず、名残のように、時や条件を示す接続詞に続く表現では未来表現のwillを用いない、というものだけが残っている、と僕は考えています。
個人的な感覚で書いてしまっているところもありますので、ご承知おきください。
改めて次回は、、、今度こそは、、、p.34 3-(5)より続きを書こうと考えています。まずは1問取り組むかもう少し増やすか、、、、問題数はまだ検討中です(笑)
明日は基本的に更新できるようにしたいと思います。スケジュール的には、、、まだ微妙なんですが、、、出来る限り更新できればと思います(笑)。
次回も、ご興味ある方はご一読いただけますと幸いです。英語に関する質問も随時募集してますので、もしあれば、コメントにいただけますと幸いです。
また明日以降、可能な限り更新していければと思います。
引き続き、細かい内容がありそうですので、更新が飛び飛びになるかもしれませんが、出来る限りかいてみようと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
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よく使う用語
・節---主語+動詞の組み合わせを含むまとまり
・句---複数の語で作るまとまりで、主に一つの品詞のように扱うパターンに用います
・非文(" * "で示します)---文法や語用論などからみて誤りと判断される未完成な表現
・不定詞---動詞の原形