これまでに引き続き、「ブレイクスルー 改訂二版 新装版 英文法36章 ワークブック」（K. Yoshinami 他、美誠社、2015年）というものがあるのですが、その中から気になったものを書き出してみようと思います。
※著作権のことなども考えて、本文そのままは掲載しません。また、個人的な見解を含む場合があります。ご承知おきください。
また、今回もあえては載せていないのですが、これまでの記事に完了表現の内容を何度か書いていますので、気になる方は以前の記事をご参考にしてみてもらえると色んな記事を読めるかなと思います。（読むか読まないかはお任せします。ご自身の都合や調子などを優先してくださいね。）
では問題を見ていきましょう。最初に解くために必要な内容を簡単にまとめてみます。とはいえ、今回は知識問題ですので、半分答えに近いものを書いていきます。
p.18 3-(1)(2)(3)
・be to+不定詞には「～することである」以外にも使い方があり、「～する予定である」という意味でも用います。
・時間を漠然と指すitを用いて、"It has been 時間 since ～."で「～から…になります[が経ちました]。」という慣用表現です。
・be about to+不定詞で「～するところである」という表現です。
ここからいくつか掘り下げていきたいなと思います。
1.未来表現いくつか
未来のことを示す際にwillとbe going toの2つを最初に教わることが多いと思います。willは以前の記事でも書きましたが法を伴う助動詞です。
そのため、助動詞が使えないパターンがある際にはbe going toや他に言い換える方法があれば別の表現で書き換える必要が出てきます。
ただ、その必要が無くても、色んな場面で、ニュアンスの違いなども加えながら、扱えるものが少なくないですので、一つずつ押さえていけるとリーディングや作文で役立つこともあるかもしれません。
・be to+不定詞・・・もともとto+不定詞が「義務」を示すことがあります。なので、「～することになっている」というような意味合いで、特に行事などの場合ではこの表現を用いることも少なくないです。比較的固い表現であることは間違いないです。ただ、普段使いはしますので、それが仮定法未来の"were to+不定詞"にも表れているのかなと思います。
・be about to+不定詞・・・aboutが追加されたことによりどうなるか、というと、「～することになっている」に対して、「～することになっている、その状態のあたりにいる」という表現です。ちなみにこのaboutは形容詞です。be about「付近にいる状態である」、どこの付近かと言うと「～すること」の付近にいる、という表現です。そのため、「もうすぐ～するところである」というような状態を示す表現です。
まとめ1
・be to+不定詞、be about to+不定詞、はどちらもこれから行う予定のことを表しますが、aboutが入ることで「まもなく～するところである」という表現を示すことが出来ます。
2.現在完了と期間を示す表現
p.18 3-(2)で扱っているのが、実は言い換えが可能な表現なので、合わせて覚えるようにしましょう。
・It has been+時間+since ...
≒時間+have passed since ...
ちなみに、もし時間表現がAn hourなど単数で示すものなら2つ目はhas passedでOKです。
例えば、例文を作ってみますと、、、
It has been four years since he moved to this town.
≒ Four years have passed since he moved to this town.
It has been an hour since the concert started.
≒ An hour has passed since the concert started.
このような作り方が可能ではないかなと思います。
まとめ2
・「～から…の間が経過した」というような表現をしたいときに、"It has been+時間+since ..." もしくは "時間+have passed since ..."という表現ができますので、覚えておきましょう。
今回はこの辺で。いかがでしたか。
分かりづらいところもあるかもしれません。何か不明点などあればコメントいただけると嬉しいです。
ではまた(=ﾟωﾟ)ﾉ
※this time I talked about: Breakthrough Upgraded English Grammar in 36 lessons Workbook by K. Yoshinami and others, BISEISHA, 2015.
